海外輸入で犬用グッズを仕入れるなら知っておきたい!アメリカ関税の基礎知識
ペットビジネスを展開する中で、
「海外の高品質な犬用グッズを輸入して販売したい!」
と考える方も多いはずです。
しかし、輸入ビジネスにおいて見落としがちなのが「関税」。
今回は、アメリカからペット用品を仕入れる際に知っておきたい、
基本的な関税の知識をわかりやすく解説します。
【1. アメリカからペット用品を輸入するときの流れ】
まず、ざっくりとした流れは以下の通りです。
- 海外メーカーまたは販売店から商品を購入
- 国際輸送業者(DHL、FedExなど)を使って日本に配送
- 日本到着後、税関で「通関手続き」
- 必要な関税・消費税を支払い、商品受け取り
- 国内で販売開始
この過程の「通関手続き」で、関税が発生します。
【2. 知っておきたい!関税の仕組み】
● HSコードとは?
輸入する品目には必ず「HSコード(Harmonized System Code)」という分類番号が付いています。
たとえば、
- 犬用首輪、リード → HSコード:4201.00
- ペット用衣類 → HSコード:4203.29
- ペット用ケア用品 → 化粧品分類など(HSコード3004系)
このコードによって関税率が決まるため、
正しい分類を把握することが非常に重要です。
● 主なペット用品の関税率(目安)
- 首輪・リード類:約8%
- ペット用衣類:約9.1%
- ペット用シャンプー・ケア用品:医薬品扱いで無税〜関税あり(要確認)
【3. 実際にどのくらいコストがかかる?】
例)アメリカから$100の商品を輸入する場合
項目 | 金額 |
商品価格($100) | 約15,000円 |
関税(8%) | 約1,200円 |
消費税(10%) | 約1,620円(関税含む課税対象) |
輸送・保険料 | 約2,000円 |
→ 合計約19,820円相当の原価
(為替レート、輸送方法によって変動あり)
これに自社の利益や販売手数料を加えるため、
最終的な販売価格は仕入価格の約1.5〜2倍になることも珍しくありません。
【4. ペットビジネス成功のカギは「原価管理+付加価値」】
単に「安く仕入れる」だけでは利益は残りにくい時代。
成功するためには
- 他では手に入らないオリジナル性のある商品
- 独占販売権の取得
- 商品にストーリーやブランドイメージを付加する
といった付加価値戦略が必須です。
dog esthetic salon KIRARIでは、
今後、国内未流通の高品質な犬用グッズの展開も視野に入れ、
愛犬とオーナー様の豊かな生活をサポートしてまいります!