「ペットの毛玉ができる原因と効果的な対策」

愛犬の毛が絡まり、毛玉ができてしまうことはよくあります。特に長毛種の犬は毛玉ができやすく、そのまま放置すると皮膚病の原因になったり、トリミングでバリカンを入れざるを得なくなったりします。毛玉ができる原因を知り、効果的な対策を取ることで、愛犬の毛を美しく保ちましょう。

1. 毛玉ができる原因

毛玉は、毛が絡まり合ってしまうことで発生します。特に以下のような要因が重なると、毛玉ができやすくなります。

① ブラッシング不足

犬の毛は常に生え変わっており、特に長毛種は定期的なブラッシングをしないと、抜け毛が絡まりやすくなります。

② 湿気や水分

シャンプー後に毛を完全に乾かさないと、毛が絡まって毛玉ができやすくなります。また、雨の日に濡れたまま放置すると、毛が絡まる原因になります。

③ 摩擦

洋服を着せたり、ハーネスをつけたりすると、その部分が擦れて毛が絡まりやすくなります。特に脇や首周り、耳の後ろなどは毛玉ができやすいポイントです。

④ 毛の生え変わる時期(換毛期)

春と秋の換毛期は、抜け毛の量が増えるため、絡まりやすくなります。ブラッシングを怠ると、毛玉ができやすくなります。

⑤ 皮脂や汚れの蓄積

毛が汚れたままだと、皮脂が毛を固めてしまい、毛玉の原因になります。特にお散歩後に汚れを放置すると、毛が絡まりやすくなります。

2. 毛玉を防ぐための効果的な対策

① 毎日のブラッシングを習慣化する

毛玉を防ぐ最も効果的な方法は、毎日のブラッシングです。犬種によって適したブラシを使い分けましょう。

スリッカーブラシ(長毛種・毛が細い犬向け)

ラバーブラシ(短毛種向け)

コーム(くし)(仕上げ用、顔まわりの毛のケアに)

ブラッシングのコツ

• 根元から優しくブラッシングし、毛玉がある場合は無理に引っ張らず、少しずつ解く。

• ブラシが痛く感じないように、犬の様子を見ながら行う。

• 毛玉ができやすい脇、耳の後ろ、内股、尻尾の付け根を重点的にチェックする。

② シャンプー後はしっかり乾かす

毛玉を防ぐためには、シャンプー後に完全に乾かすことが重要です。

正しい乾かし方

1. タオルドライでしっかり水分を取る。

2. ドライヤーを低温に設定し、毛の根元から乾かす。

3. ブラッシングしながら乾かすと、毛が絡まりにくくなる。

③ 洋服やハーネスを使う場合はこまめにチェック

犬に洋服を着せると、脇や首回りに毛玉ができやすくなります。洋服を脱がせた後にブラッシングをすることで、毛玉を防げます。また、ハーネスを使う場合も、使用後に毛のもつれをチェックしましょう。

④ 定期的なトリミングを行う

長毛種の犬は、定期的にトリミングをすることで毛玉を防ぐことができます。

トイプードルやシーズー、マルチーズなど:3~6週間に1回トリミング

ゴールデンレトリバーやポメラニアンなどのダブルコートの犬:2~3カ月に1回毛のカット

特に、脇やお腹の毛は絡まりやすいので、短めに整えておくと毛玉防止になります。

⑤ 毛玉ができてしまった場合の対処法

もし毛玉ができてしまった場合は、以下の方法で対処しましょう。

1. コームで少しずつほぐす

• 無理に引っ張ると犬が痛がるので、少しずつ丁寧にほぐす。

• 毛玉が大きい場合は、スリッカーブラシで優しくほぐす。

2. 毛玉スプレーを活用する

• 毛玉をほぐしやすくするために、専用のスプレーを使うと効果的。

• スプレーをした後、指で優しくほぐしてからブラッシングする。

3. 無理な場合はプロに相談

• どうしても取れない毛玉は、無理にカットせず、トリミングサロンで対応してもらうのが安全。

まとめ

毛玉は放置すると皮膚トラブルにつながるため、日々のケアが大切です。特に、毎日のブラッシングとシャンプー後の正しい乾燥が毛玉防止のポイントになります。

また、毛玉ができやすい犬種は、定期的にトリミングサロンを利用するのもおすすめです。愛犬が快適に過ごせるように、適切なケアを心がけましょう。

次の記事も順次作成しますので、引き続きお待ちください。

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